2010年02月18日

<参院選>自民、衆院落選組をくら替え 比例票上積みに期待(毎日新聞)

 自民党は、昨年の衆院選で落選した前議員を参院選比例代表にくら替えさせる方針を固め、週明けから調整を本格化させる。前議員は地元の衆院小選挙区を中心に一定の得票が見込めるため、比例票上積みが期待できると判断した。ただ、山崎拓前副総裁と保岡興治元法相について「70歳定年制」を理由に公認しなかった経緯があり、党内の反発を生まないよう慎重に人選する。

 自民党は07年参院選で比例代表に35人を擁立したが、今回の公認は現時点で20人にとどまっている。有力支持団体だった日本歯科医師連盟や全国土地改良政治連盟などが候補者擁立を見送り、独自に人材発掘するしかなくなったためだ。だが国会議員の人脈や党員の推薦に頼る手法は既に限界に近い。「参院は衆院の『失業対策』ではない」とくら替えに批判的だった参院自民党も容認に転じた。

 有力視されるのは小坂憲次元文部科学相や鈴木俊一元環境相などベテラン数人。小坂氏は12日、地元後援会の了承を得た。当選1回の片山さつき氏や佐藤ゆかり氏の名前も浮上しているが、若手の転身には「衆院でも参院でもバッジを着けさえすればいいのか」との冷ややかな見方もある。

 くら替えは07年参院選で民主党が多用して成果を上げた戦術で、その二番せんじとなるが、支持率が伸び悩む中で自民党としてはなりふり構ってはいられないのが実情だ。【木下訓明】

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<愛知処理業者>暴力団系企業に2.7億円 下請け装う(毎日新聞)

 愛知県尾張旭市の産業廃棄物処理会社「セントレス」が、山口組弘道会系暴力団の幹部が役員を務める名古屋市西区の土木会社に業務を下請けに出したように装って、資金を供与していたことが愛知県警の調べで分かった。供与額は05〜08年で約2億7000万円に上るといい、県警から通報を受けた県は09年12月、セントレスなど2社の産廃処分業の許可を取り消した。

 県廃棄物監視指導室と県警組織犯罪対策課によると、処分を受けたのはセントレスと、所在地と代表取締役が同じ産廃処理業者の2社。セントレスは05〜08年、解体工事などを下請けに出したように装い、土木会社に約2億7000万円を送金していた。土木会社からは06〜07年、別の暴力団幹部2人に約5800万円が送金されており、県警は09年9月に県に通報した。

 県の調査に対し、セントレス社長は同11月、「(土木会社に)暴力団員の役員がいるとは知らなかった」と主張した。だが請負契約書がないなど不自然な点があったため、県は、土木会社側が仕事の口利きの見返りに不正に利益供与を受けた可能性が高いと判断。廃棄物処理法の「暴力団排除条項」に基づき、収集運搬などの許可を取り消した。業者側は処分を不服として、国に審査請求をしている。

 毎日新聞の取材に業者側は「担当者が不在でコメントできない」としている。

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